【2021年最新・比較】住宅ローンの金利相場と計算方法 | 今後の金利予想も!

【2021年最新・比較】住宅ローンの金利相場と計算方法 | 今後の金利予想も!

住宅ローンを組む際に重視すべきことの1つが、「金利が何%に設定されているか」です。

金利がほんの少し変わるだけで、住宅ローンの月々の返済額は大きく異なります。

この記事では、住宅ローンの金利の種類やそれぞれの金利相場、今後の金利予想をまとめてお伝えします。

これから住宅ローンを組む予定のある人は、事前に必要な知識を身につけておきましょう。

目次

住宅ローンの金利は3種類!それぞれのメリットとデメリット

ひとくちに住宅ローンといっても、その金利には以下の3種類があります。

  • 変動金利
  • 固定金利型
  • 固定期間選択型

上記3種類の金利には、それぞれメリットとデメリットがあります。金利の種類ごとに特徴を把握したうえで、自分に合うものを選びましょう。

以下で1つずつ詳しく解説します。

1.変動金利型 | 将来金利が下がる場合に有利

変動金利型は、定期的(年に2回が一般的)に金利が見直されます。定期的に見直された結果、契約時の金利より低くなれば、支払う利息の総額は少なくて済みます。しかし、金利が高くなれば、支払う利息の総額も増えることを覚えておきましょう。

将来の金利が変動するリスクがある代わりに、変動金利型は同じ時期の固定金利型よりも金利が低いことがメリットです。将来的に金利が下がると推測されるのであれば、変動金利型を選ぶことをおすすめします。

一方で、金利があがる可能性が大きいと予測される場合や返済額が変動するのを煩わしく思う場合には、固定金利型を選択した方が良いでしょう。

2.固定金利型 | 将来金利が上がる場合に有利

固定金利型はその名の通り、住宅ローンを組んだ段階で金利が固定化します。ローン返済期間中、契約時の金利から変更になることはないので、「全期間固定型」とも呼ばれます。

社会情勢や経済情勢が大きく変化し金利が上昇したとしても、その影響を受けないことがメリットです。常に一定額を返済していくため、月ごとの返済額の変動がなく、家計管理もしやすいです。

一方で、世の中の金利が下降してもその恩恵を受けられないというデメリットもあります。

3.固定期間選択型 | 一定期間後に金利を見て変更可能

固定期間選択型は、住宅ローンを組むときに選択した一定期間(2年・3年・5年・10年など)は金利が固定化されます。一定期間を経過した後は、再び固定金利の期間を選択するか、変動金利に切り替えるかのいずれかを選択します。

固定金利の期間には、原則金利を変更することできません。低金利の時に契約すると、低金利のまま一定期間金利を固定化できるというメリットがあります。しかし、一定期間終了後の金利が上昇していた場合、返済する利息の総額が増えるリスクもあることを忘れてはいけません。

住宅ローンの金利についてさらに詳しく知りたい方はこちら

変動金利型・固定金利型のメリット・デメリットについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

変動金利型のメリットは「金利が最も低い」点です。

目先の金利が最も安く、住宅ローンの融資も固定金利型よりも高額なので、一番人気の金利形態となっています。

引用元:住宅 ローン の 金利 相場

相場はいくら?住宅ローンの平均金利

住宅ローンの金利の種類を把握したうえで、金利の相場を確認していきましょう。ここからは、「新規借り入れ時」と「借り換え時」の金利相場を、金利の種類別に紹介します。

なお、ここで紹介する金利相場は金融機関が提供する住宅ローンの上限金利と下限金利から抜粋しました。

住宅ローン新規借り入れの金利相場

新規借り入れにおける、住宅ローンの金利相場(上限と下限)は以下のとおりです。

  • 変動金利型:0.380~0.975%
  • 固定金利型:0.560~1.500%
  • 固定期間選択型:0.280~2.740%

比較すると、新規借り入れ時に金利が最も低いのは変動金利型です。固定期間選択型の金利の幅が広いのは、金利を固定化する期間が異なるためです。

前述した金利の種類ごとの特徴を踏まえたうえで金利を比較し、自分に合うものを選びましょう。

住宅ローン借り換えの金利相場

住宅ローンを借り換えした場合の金利相場は、次の通りです。

  • 変動金利型:0.380~0.975%
  • 固定金利型:0.950~1.534%
  • 固定期間選択型:0.280~2.740%

変動金利型と固定期間選択型の金利相場は、新規借り入れと変わりません。

ただし、固定金利型は新規借り入れ時より金利が高く設定されています固定金利型への借り換えを検討する場合は、もとの住宅ローンの金利としっかり比較しましょう。

以下に、金融機関が提供する住宅ローン商品を下限金利の低い順に5つ挙げて表で比較しました。なお、各商品の金利は2021年2月時点のものです。

【変動金利型:新規借り入れ】

順位 商品 金融機関 金利
1位 住宅ローン 変動 ジャパンネット銀行 0.380%
1位 住宅ローン 変動 ヤフー株式会社 0.380%
3位 住宅ローン 

全期間引下げプラン

変動

auじぶん銀行 0.410%
3位 ミスター住宅ローン

REAL

<通期引下げプラン>変動

SBIマネープラザ 0.410%
5位 ネット専用全疾病保障付住宅ローン

<通期引下げプラン>変動

住信SBIネット銀行 0.440%

【固定金利型:新規借り入れ】

順位 商品 金融機関 金利
1位 ARUHI スーパーフラット5S(金利Aプラン)【自己資金50%以上】 全期間固定(15年~35年) アルヒ 0.590%
1位 ARUHI スーパーフラット5S(金利Bプラン)【自己資金50%以上】 全期間固定(15年~35年) アルヒ 0.590%
3位 ARUHI スーパーフラット6S(金利Aプラン)【自己資金40%以上50%未満】 全期間固定(15年~35年) アルヒ 0.620%
3位 ARUHI スーパーフラット6S(金利Bプラン)【自己資金40%以上50%未満】 全期間固定(15年~35年) アルヒ 0.620%
5位 ARUHI スーパーフラット6.5S(金利Aプラン)【自己資金35%以上40%未満】 全期間固定(15年~35年) アルヒ 0.640%

【固定期間選択型:新規借り入れ】

順位 商品 金融機関 金利
1位 ミスター住宅ローンREAL<当初引下げプラン> 固定2年 SBIマネープラザ 0.280%
2位 ネット専用住宅ローン固定3年

プレミアム住宅ローン 固定3年

三菱UFJ銀行 0.340%
2位 ミスター住宅ローンREAL<当初引下げプラン> 固定3年 SBIマネープラザ 0.340%
4位 住宅ローン 固定2年 ジャパンネット銀行 0.400%
4位 住宅ローン 固定2年 ヤフー株式会社 0.400%

【変動金利型:借り換え】

順位 商品 金融機関 金利
1位 住宅ローン

(借り換え)変動

ジャパンネット銀行 0.380%
1位 住宅ローン

(借り換え) 変動

ヤフー株式会社 0.380%
3位 住宅ローン 

全期間引下げプラン

(借り換え)変動

auじぶん銀行 0.410%
3位 ミスター住宅ローン

REAL(借り換え)

<通期引下げプラン>変動

SBIマネープラザ 0.410%
3位 ネット専用全疾病保障付住宅ローン

(借り換え)

<通期引下げプラン>変動

住信SBIネット銀行 0.410%

【固定金利型:借り換え】

順位 商品 金融機関 金利
1位 みずほネット借り換え住宅ローン「全期間固定プラン」(保証料一部前払い方式) 全期間固定(11年~15年) みずほ銀行 0.990%
2位 ARUHI スーパーフラット借換 全期間固定(15年~35年) アルヒ 1.020%
3位 みずほネット借り換え住宅ローン「全期間固定プラン」(保証料一部前払い方式) 全期間固定(16年~20年) みずほ銀行 1.050%
4位 フラット35(借り換え)(買取型) 全期間固定(15年~20年) 住信SBIネット銀行 1.060%
5位 ARUHI フラット35(借り換え) 全期間固定(15年~20年) アルヒ 1.060%

【固定期間選択型:借り換え】

順位 商品 金融機関 金利
1位 ミスター住宅ローンREAL(借り換え)

<当初引下げプラン> 固定2年

SBIマネープラザ 0.280%
2位 ネット専用住宅ローン固定3年プレミアム住宅ローン (借り換え) 固定3年 三菱UFJ銀行 0.340%
2位 ミスター住宅ローンREAL(借り換え)<当初引下げプラン> 固定3年 SBIマネープラザ 0.340%
4位 住宅ローン(借り換え) 固定2年 ジャパンネット銀行 0.400%
4位 住宅ローン(借り換え) 固定2年 ヤフー株式会社 0.400%

【徹底比較】住宅ローンおすすめ人気ランキング9選|金利や選び方も解説!」では、おすすめの住宅ローンをランキング形式で9つ紹介しています。人気の住宅ローンを知りたい方は、ぜひご覧ください。

住宅ローンの金利は上がる?今後の予想と上昇リスク

住宅ローンで金利変動型を検討している場合は、金利の動向を注視しなければなりません。2020年に発生した新型コロナウイルスによる景気の悪化などを鑑みて、今後の金利がどう動いていくか予測してみました。

コロナ禍で金利にどのような影響が及ぶのか、今後の金利予測について順に解説していきます。

コロナ禍で金利に影響はある?

新型コロナウイルスの流行は世界各国で景気の悪化を引き起こしており、金利にも影響を及ぼしています。長く景気が低迷していた日本では、政府が住宅ローン減税を、日本銀行がゼロ金利政策を行い経済の活性化を図ってきました。

しかし、その効果があらわれるのを待たずして新型コロナウイルスによる経済危機に直面しています。金利を上げることがより難しい金融情勢となったのです。

コロナ禍で金融機関の間では激しい金利引き下げ競争が起こり、結果として長期金利の若干の低下や固定金利の低下につながりました。

今後はどうなる?金利を予想

金融機関の間で低金利競争が激化しているので、長期・短期ともに当分は低金利で推移するでしょう。しかし、こうした超低金利は金融機関の経営を圧迫するものなので、いずれ限界がくることが予想されます。

一つの可能性として、2023年頃に金利の上昇が起こるのではないかと言われています。その理由として挙げられているのは、下記の2つです。

  • 2008年のリーマンショック以前の高金利でローンを組んだ人が激減する
  • 団塊ジュニア世代が50代をむかえ、人件費が高騰する

上記のように金融機関の財政状況を悪化させる要因が重なる2023年頃、複数の金融機関が横並びで金利を上げると予測されているのです。

近く起こりうる金利上昇への備えはしておくべきです。現状では変動金利型が有利ですが、その時の状況に合わせて金利を選択できるよう、複数の金利タイプで審査を通しておくことをおすすめします。

金利から住宅ローンの利息や返済額を計算できる!

住居購入には多額の費用がかかるため、月々の返済や利息を現状の家計で無理なく払えるか、住宅ローンを組む前に把握しておきましょう。

利息の計算 | 計算式に当てはめて算出

以下の計算式に数値をあてはめれば、住宅ローンで発生するおおよその利息を計算できます。

  1. 1回目の利息:借入金額(元金)× 実質年率(%)÷ 365日 × 30日
  2. 2回目以降の利息:借入残高 × 実質年率(%)÷ 365日 × 30日

利息は借入金額に対して発生するものなので、2回目以降は返済した分だけ借入残高が減り、それに伴って利息も減ります。

返済額の計算 | 返済シミュレーションが便利

住宅ローンの返済方法は2つあります。

  • 元金均等返済:元金を固定する返済方法
  • 元利均等返済:返済額を固定する返済方法

「元金均等返済」では、元金を返済期間で割って毎月支払う元金を固定し、「月々の元金(固定)+利息」を支払います。先の計算式のとおり、利息は毎月減るので月々の支払額が変動し、家計管理がしにくいです。

対して「元利均等返済」は、元金と利息の合計金額が毎月一定額に固定されるので、家計管理はしやすいです。しかし、利息の割合が毎月減っていくのに対して、元金の割合は毎月増えることになり、元金の返済ペースは遅くなります。

金利や借入金額などを入力すれば利息や返済額を計算してくれる「返済シミュレーション」がインターネット上に多く存在します。どちらの返済方法が合うか確認するために、ご自身で試してみると良いでしょう。

住宅ローンを借り換えるタイミングはいつ?

すでに住宅ローンを組んでいる人の中には、低金利が続いている状況をみて借り換えを検討している人もいらっしゃることでしょう。その場合は、以下のようなタイミングで住宅ローンの借り換えをするのがおすすめです。

  • 世の中の金利が、借入している住宅ローンの金利より低いとき
  • 短期のローンや契約時のキャンペーンによる優遇期間が終わるとき
  • 離職や収入の減少などで月々の返済が難しくなったとき

ただし、上記のタイミングに当てはまったとしても、借り換えを実行する前に確認しておくべき注意点があります。ここからは、住宅ローンを借り換えるメリットとデメリットも含めて確認しておきましょう。

借り換え前にチェックしたい注意点

現在の契約と金利のみを比較して借り換えを決めてはいけません。借入残高と返済期間も考慮し、借り換えをすると「いくら減額できるか」を計算して判断することが重要です。

借り換え時には、再審査の手数料などの事務手数料も発生することがあります。ローンの残額とあわせて本当に借り換えがお得なのか総合的に判断しましょう。

目安として「残高1,000万円以上、返済期間10年以上」残っていると、借り換えるメリットがある可能性が高いです。

借り換えのメリット

住宅ローンを借り換えるメリットは、何と言っても「返済額を減らせること」です。

低金利が続く昨今では、1%以上金利が低くなることも珍しくありません。適切なタイミングで借り換えれば、家計の負担を軽減できます。

さらに、借り換え先の金融機関で新たな優遇措置を受けられる可能性もあります。顧客獲得のためのお得なキャンペーンを実施している金融機関も多いので、それを含めて借り換えを検討してみるのもおすすめです。

借り換えのデメリット

一方、借り換えをすることには、「新たな支払いが発生する」「再審査を受けなければならない」といったデメリットもあります。事前に借り換えにかかる費用や労力を計算に入れておかないと、かえって損をしてしまうかもしれません。

また、返済額を抑えるために変動金利に借り換えたのに、予想とは逆に金利があがり返済総額が増えることも起こり得ます。

まとめ:住宅ローンは一度借りてからも柔軟に対応しよう

住宅ローンを選ぶ際には、金利相場だけでなく返済方法や、今後の金利予測なども考慮して検討することが大切です。

住宅ローンには下記の3種類があり、それぞれメリットとデメリットがあります。

  • 変動金利
  • 固定金利型
  • 固定期間選択型

金利の種類ごとに特徴を把握したうえで、自分に合うものを選びましょう。

一度住宅ローンを組んだ後も、タイミングよく借り換えを行えば、住宅ローンの返済総額を減らすことが可能です。世の中の金利の変動に合わせて、定期的に借り換えを検討することをおすすめします。

三菱UFJ銀行の住宅ローンは金利の安さはもちろんのこと、団信が0円など無料オプションも豊富ですので、下記よりぜひチェックしてみてください。

今すぐ三菱UFJ銀行の住宅ローンに申し込む

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次